理容室ホームページ予約導線

理容室・バーバーのホームページと予約導線:予約と飛び込みを両立させる設計

予約のお客様と飛び込みのお客様の両方を受ける理容室・バーバー向けに、ホームページに載せる情報、予約と飛び込みを両立させるルール、短い施術に合った予約の作り方を整理します。

吉川 颯我
明るい理容室の店内に理容椅子が並び、手前の手元のスマートフォンに予約画面が表示されている様子
目次8項目
  1. 1結論:予約と飛び込みの両方を前提に、3つを明示する
  2. 2美容室と同じ作り方では合わない4つの理由
  3. 3ホームページに載せる5つの情報
  4. 4予約と飛び込みを両立させるルール
  5. 5予約の手順は短く、時刻の間隔は施術時間に合わせる
  6. 6来店の間隔に合わせて、次の来店を案内する
  7. 7SOGA の視点:飛び込みのお客様も、来店の記録に残す
  8. 8今日から確認できるチェックリスト

理容室・バーバーのホームページや予約の作り方を調べると、出てくる情報の多くは美容室向けです。ところが、飛び込みのお客様が多い、施術時間が短い、来店の間隔が短いといった理容室の営業スタイルには、美容室と同じ作り方が合わないことがあります。

この記事では、予約のお客様と飛び込みのお客様の両方を受けている理容室・バーバーに向けて、ホームページに載せる情報と、予約と飛び込みを両立させるルール、短い施術に合った予約の作り方を整理します。

結論:予約と飛び込みの両方を前提に、3つを明示する

理容室のホームページでは、予約か飛び込みかの二択にせず、両方のお客様が迷わない状態を作ります。そのために明示するのは次の3つです。

  1. 料金に含まれるもの:カット、顔そり、シャンプー、仕上げのどこまでが含まれるか
  2. 予約と飛び込みのルール:予約のお客様が優先か、飛び込みは何時まで受けるか
  3. その日の受付状況:営業時間、最終受付、臨時休業

そのうえで、予約は短い手順で終わるようにし、予約できる時刻の間隔を施術時間に合わせます。

美容室と同じ作り方では合わない4つの理由

理容室・バーバーには、美容室と比べて次のような前提を持つ店舗が多くあります。どれが自店に当てはまるかで、ホームページと予約の作り方が変わります。

BARBERSHOP BASICS
理容室のホームページは、4つの前提から設計する
当てはまる前提が多いほど、美容室向けの作り方との違いが大きくなります。
01
飛び込みのお客様が多い
予約せずに来店するお客様と、予約のお客様が同じ日に混ざる
02
施術時間が短い
カットや顔そりが中心で、1回の施術が短く、空き時間も細かく生まれる
03
来店の間隔が短い
短い間隔で決まって通うお客様が多く、次回の案内の効果が大きい
04
料金の内訳が分かりにくい
顔そりやシャンプーがセットか別料金かで、料金の見え方が変わる
理容室・バーバーで多い傾向を整理したものです。完全予約制の店舗など、当てはまらない場合もあります。

ホームページに載せる5つの情報

初めてのお客様が理容室を選ぶときに確かめたいのは、「いくらで、何をしてもらえて、今日行けるか」です。ホームページには、少なくとも次の5つを、スマートフォンで最初の画面から辿れる位置に置きます。

1. 料金と、料金に含まれるもの

「カット ○○円」とだけ書くと、顔そりやシャンプーが含まれるのかが分かりません。セット料金なら含まれる内容を書き、別料金のメニューは単独の料金を並べます。学生、子ども、シニアなどの料金がある場合は、対象の条件も添えます。

2. 予約と飛び込みのルール

予約のお客様を優先するのか、予約と飛び込みを到着順で受けるのかを書きます。飛び込みを受ける時間帯や、混雑時に待ち時間が出ることもここで伝えます。ルールが書かれていれば、待ち時間があってもお客様は納得しやすくなります。

3. 所要時間

メニューごとの目安の時間を書きます。仕事の前や昼休みに来るお客様は、料金と同じくらい「何分で終わるか」を気にします。

4. 営業時間・最終受付・定休日

閉店時刻だけでなく、最終受付の時刻を書きます。飛び込みのお客様は、閉店直前に来店して断られると、次は別の店を選びがちです。臨時休業も、ホームページと Google マップの両方に出します。

5. 場所と行き方

地図に加えて、駅やバス停からの道順、駐車場の有無、入口の写真を載せます。近くに住む方や通勤途中の方が多い店舗ほど、迷わず来られることが来店につながります。地域のお客様を増やす考え方は 美容室が近所のお客様を増やすべき理由でも整理しています。

予約と飛び込みを両立させるルール

予約と飛び込みの両方を受けると、「予約の時間に飛び込みのお客様の施術が終わらない」「予約で埋まって飛び込みを断り続ける」といったことが起きます。お客様の種類ごとに、伝えることを分けて考えます。

TWO KINDS OF GUESTS
予約のお客様と飛び込みのお客様に、それぞれ伝えること
どちらかに寄せず、両方のお客様が自分の来店方法で迷わない状態を作ります。
予約のお客様
予約した時間に始まる安心
時間が読めることを伝え、予約の手順を短くする
予約のお客様が優先であること
メニューと所要時間
変更・キャンセルの方法と期限
飛び込みのお客様
今日行けるかが分かる
受付時間と混み具合の目安を伝える
飛び込みを受ける時間帯と最終受付
混雑時は待ち時間が出ること
臨時休業や受付終了の知らせ方

予約のお客様を優先し、その旨を店内とホームページに書く

予約と飛び込みを両方受ける店舗の多くは、予約のお客様を優先しています。ルールそのものより大切なのは、店内とホームページで同じことを伝えておくことです。飛び込みのお客様に「予約の方が先になります」と伝えるときも、書かれたルールがあれば角が立ちません。

飛び込みを受ける時間帯を決める

予約が入りやすい時間帯は予約を中心にし、比較的空いている時間帯は飛び込みも受ける、という分け方ができます。予約の受付をすべての時間に開くのではなく、飛び込み用の余白をあえて残す店舗もあります。

その日の受付状況を知らせる場所を決める

混雑や受付終了、臨時休業を知らせる場所を一つ決めます。Google マップの営業時間とお知らせ、LINE、ホームページのお知らせ欄などです。いくつもの場所に出すと更新が漏れるため、必ず更新する場所を決めておきます。Google マップの整え方は 美容室のMEO対策で最初に見直すべき項目が参考になります。

予約の手順は短く、時刻の間隔は施術時間に合わせる

理容室の予約は、美容室ほど細かく選ばせる必要がないことが多くあります。メニュー数を絞り、担当スタッフの指名は任意にして、メニューを選んで時間を選べば終わる手順にします。

もう一つ見落とされがちなのが、予約できる開始時刻の間隔です。開始時刻が30分ごとにしか選べないと、短い施術のあとに生まれた細かな空き時間が予約に使われません。施術時間が短い店舗ほど、間隔を細かくした方が空き時間を予約で埋めやすくなります。

来店の間隔に合わせて、次の来店を案内する

決まった間隔で通うお客様が多いことは、理容室の強みです。会計のときに次回の予約を勧め、予約しなかったお客様には、いつもの来店間隔に合わせて LINE などで予約の案内を送ります。来店後の案内の作り方は 美容室のリピート率を伸ばすWeb導線の作り方で詳しく整理しています。

そのためには、飛び込みのお客様の来店も記録に残すことが欠かせません。予約のお客様だけを記録していると、飛び込みで通うお客様の来店間隔が分からず、案内を送れないからです。

SOGA の視点:飛び込みのお客様も、来店の記録に残す

SOGA の予約では、お客様が選べる開始時刻の間隔を、店舗ごとに10分・15分・30分から選べるようにしています。初期設定は10分です。施術時間の短いメニューが中心の店舗でも、細かな空き時間を予約に使えるようにするためです。

予約なしで来店したお客様は、管理画面の「来店受付」で記録できます。施術の会計をすれば来店は自動で記録されるため、予約のお客様と同じように来店履歴が残り、来店の間隔に合わせた案内の対象にできます。予約・会計・来店の記録をつなぐ仕組みは 美容室・サロン向け予約システムで紹介しています。

今日から確認できるチェックリスト

  • 料金に、顔そり・シャンプーなど含まれる内容が書かれている
  • 予約のお客様が優先かどうかが、店内とホームページで同じ表現になっている
  • 飛び込みを受ける時間帯と、最終受付の時刻が書かれている
  • メニューごとの所要時間の目安が書かれている
  • 臨時休業や受付終了を知らせる場所が一つに決まっている
  • 予約はメニューと時間を選べば終わる手順になっている
  • 予約できる開始時刻の間隔が、施術時間に合っている
  • 飛び込みのお客様の来店も記録し、次回の案内に使っている

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